近畿大学とLuupは11月12日、近畿大学東大阪キャンパス内で来る11月19日から、電動キックボードのシェアリングサービスに関する実証実験を開始すると発表した。電動キックボードの私有地内での走行実験はこれまでも各地で実施されてきたが、大学構内において「有償」かつ「シェアリングサービス」形式での実証実験を行うのは日本初。
利用者は専用のアプリで電動キックボードのロックの解除をして学内に指定されたポート間を自由に往来し、利用した時間に応じて料金を支払う。
近畿大学東大阪キャンパスは、敷地面積が約24万平米(甲子園球場約6個分)、学生や教職員合わせて約26,000人が在籍。近畿大学では、この広大なキャンパスを「仮想の都市空間」と見立て、次世代技術の社会実装の場として提供することで新技術の実用化に貢献したいとしている。
大学キャンパスは、私有地だが、歩行者やその他の車両も存在する、公道に似た空間でもある。
Luupでは、そのような空間で実証実験を実施することで、電動キックボードの短距離移動サービスを街中で展開する未来に向け、どのようなサービスであれば便利かつ快適に利用してもらえるかのデータを取得したいとしている。
■実証実験の概要
・期間:11月19日~12月18日
・場所:近畿大学東大阪キャンパス内に3箇所ポートを設置
・台数:5台
・内容:専用のアプリで電動キックボードのロックを解除して、学内に指定されたポート間を自由に往来し、利用した時間に応じて料金を支払う。
・対象:本学学生・教職員
・料金:1分10円(利用者負担)を専用のアプリで支払い(キャッシュレス決済)
※5分以内無料。6分経過後、60円が課金され、その後は毎分10円が発生
■試乗イベント
・日時:11月19日 14:30~15:30
・場所:近畿大学東大阪キャンパス 西門前(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬」駅から徒歩約10分)
・プログラム(予定):
– 14:30 挨拶・取組内容の説明(近畿⼤学経営戦略本部長 世耕 石弘、Luup代表取締役社長兼CEO 岡井 大輝)
– 14:35 利用方法の説明
– 14:40 学生の試乗体験
– 15:30 終了