一般社団法人渋谷未来デザイン(以下、渋谷未来デザイン)は11月10日、地域とつながる小さな拠点を中心としたこれからのまちづくりの方向性を探る取組みとして、Shibuya Mobility and Information LoungE(通称:SMILE)の設置に関する社会実験を、2021年5月より開始することを発表した。それに伴い、2021年3月末まで、同社会実験の実験パートナーを募集する。
<これまで> 大きな拠点を中心としたまちづくり
<これから> 地域の小さな拠点を中心したまちづくり
新型コロナウィルスを契機として、「密を避ける」「自転車を利用する」「地元で働き買物をする」などの人々の行動に変化が起こった。渋谷未来デザインは、この変化が、「交通混雑の解消」「健康づくり」「地域経済の活性化」などの観点において、アフターコロナのまちづくりにおいても重要だと考えている。
今回の同社会実験では、「地域とつながる小さな拠点」であるSMILEを利用し、地域を回遊する行動を把握することで、これからのまちづくりの可能性を探っていく。
■実施場所(予定)
SMILEは、魅力的な渋谷の「奥」のまちの入口に位置し、重要な地域モビリティであるバスの停留所に近接するオープンスぺ―スとして、以下の場所に設置予定。
※設置場所は、関係者との協議等により変更する場合がある。
■実施期間(予定)
– 設置期間:2021年5月21日(金)~2021年5月24日(月)
– 開設時間:9:00~18:00
■体制
– 共催:一般社団法人渋谷未来デザイン、株式会社日建設計総合研究所、東急株式会社、東急不動産株式会社
– 企画運営:株式会社日建設計総合研究所
– 特別協力:株式会社東急百貨店、東急バス株式会社、株式会社LUUP
※その他、地域情報の発信などにおいて、渋谷区や商店会などとの連携を検討していく。
■空間イメージ(例)
SMILEの構成要素である、Mobility,Information, LoungEによって、人々が地域とつながる居心地の良い空間を生み出す。
■調査内容(案)
本実証実験の効果測定をするにあたって、下記の調査を実施する。
※関係者との協議のもと最終的な調査項目を確定する
・シェアリングバイク(LUUP)の利用調査
・拠点(SMILE)周辺の通行者・滞留者のカウント・観察調査
・バス路線の利用者調査
・地域の方々へのヒアリング調査
一般社団法人渋谷未来デザイン:https://www.fds.or.jp