ZMPは1月31日、物流支援ロボットCarriRo(キャリロ)とワム・システム・デザイン(以下「ワム」)が展開する二次元コード「ArU-code」を活用した画像認識ソリューションの連携を発表した。
このソリューションを活用する事でより一層工場・倉庫内の自動化や効率化を推進。今回は、第一弾として、倉庫内の棚卸作業を自動化するサービスを提供する。
■ArU-codeとは
ArU-codeは、ARマーカー「ArUco」を2つ以上組み合わせて1つのコードとして利用できるよう、2020年にワムが独自開発したカメラで認識する二次元コード。最大10メートル程度離れた場所から、一気に複数のコードをまとめて、専用機不要で読み取りできることを特長とする。それらの特長に加えて、コード認識の素早さと高い認識精度、優れた動体認識により、物流、製造、流通、バックオフィス業務などあらゆる分野での作業の効率化を実現することができる。
■CarriRoとArU-codeを活用した棚卸ソリューション
ArU-codeをロケーション・商品の識別コードとして利用し、CarriRoに取り付けたカメラでコードを読み取ることにより、棚卸作業の自動化を実現。通常の棚卸作業は、人が商品を1つずつチェックする必要があるため、莫大な作業時間を要するが、CarriRoとArU-codeを組み合わせた棚卸では、庫内を自動走行するCarriRoに取り付けたカメラが在庫情報を収集するため、人が作業を行う必要はなく、棚卸の作業時間と人員を大幅に削減することが期待できる。