国土交通省は1月28日、〝空飛ぶクルマ〟の利用拡大を見据え、2030年代後半に向けて想定されるユースケースを踏まえたバーティポート(VP:空飛ぶクルマ専用の離着陸場)の分類や必要な機能等についての議論を行うため、「バーティポート施設のあり方検討委員会」を設立し、我が国のバーティポートのあり方について議論を開始すると発表した。
〝空飛ぶクルマ〟の実現に向けた関心が世界的に高まるなか、日本でも、大阪・関西万博での運航の実現やその後の運航拡大に向け、様々な議論が行われており、VPについて、安全性を確保するための基準等について検討が進められていると云う。
以上のような〝空飛ぶクルマ〟を巡る状況を鑑み、国交省は、空飛ぶクルマの利用拡大を見据えつつ、空の移動革命に向けた官民協議会に於ける議論も踏まえながら、VPのあり方を検討する必要があるとして、今回、「バーティポート施設のあり方検討委員会」を設立。その第1回目の会議を1月30日(木)に開催する。
<バーティポート施設のあり方検討委員会(第1回)の開催概要>
– 日時:2025(令和7)年1月30日(木)12:30~14:00
– 場所:TKPガーデンシティ御茶ノ水(千代田区神田駿河台3-11-1)
– 委員(敬称略、五十音順、◎=委員長):
(学識経験者)
・加藤 一誠 慶應義塾大学 商学部 教授
・鎌田 裕美 一橋大学 大学院経営管理研究科 教授
◎ 轟 朝幸 日本大学 理工学部長 教授
・中野 冠 慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科付属SDM研究所 顧問
・平田 輝満 茨城大学 大学院理工学研究科都市システム工学領域 教授
・眞中 今日子 流通経済大学 経済学部 准教授
(航空局)
・魚谷 憲 大臣官房技術審議官(航空局担当)
・北澤 歩 安全部長
(オブザーバー)
・経済産業省 製造産業局 航空機武器産業課 次世代空モビリティ政策室
– 議題:
(1)企業・自治体からのヒアリング(ANAホールディングス(株)・大阪府)。
(2)バーティポート活用のユースケースについて。
– 取材等:会議は非公開。但し、会議冒頭の挨拶までのカメラ撮りは可能。希望者は29日の12時までに申込みフォーム より申請すること。なお、議事要旨は、国交省のホームページで後日公開される予定。