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2025年2月18日【ESG】

関西万博送迎の大型運行バス、国内初の自動運転レベル4認可取得

坂上 賢治

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Osaka Metro( 大阪メトロ )は2月18日、2025年大阪・関西万博開催期間中の舞洲パークアンドライドの一般公道(一部区間)に於いて来場者送迎を担う大型EVバスでの自動運転車( レベル4 / 一定の走行環境条件下での自動運転 )の認可を取得した。

 

この認可は、道路運送車両法に基づき、運転者を必要としない自動運転車( レベル4 )として、国土交通省近畿運輸局から認可を受けるもの。近畿運輸局管内では初となった。

 

今後は道路交通法による特定自動運行に係る許可、道路運送法による事業計画変更認可申請の認可を得ることで、万博期間中の2025年4月13日( 日曜日 )から2025年10月13日( 月曜日 )まで舞洲パークアンドライドの一部区間で自動運転レベル4による輸送を担う。

 

また併せて同自動運転バスのラッピングデザインも決定した。大阪メトロは、2025年大阪・関西万博期間中も自動運転レベル4での輸送区間を拡大していくべく、更なる機運醸成に取り組む構えだ。

 

ルート全体図

自動運転レベル4区間(舞洲内)
出典:国土地理院( https://maps.gsi.go.jp/

 

1.認可日
2025年2月18日(火曜日)

 

2.認可された内容
(1)認可内容
2025年大阪・関西万博開催期間中の来場者輸送を担う舞洲パークアンドライド一部区間で、大型EVバスが自動運転車(レベル4)としての運行が認可された。

 

(2)自動運転レベル4区間
舞洲駐車場から夢洲第1交通ターミナル(但し自動運転バスは舞洲AB駐車場のみ発着)の一部区間。※今後も自動運転レベル4区間を延長するための取組みを並行して進めていく。

 

3.輸送期間について
2025年4月13日(日曜日)から2025年10月13日(月曜日)まで

 

4.運行車両
車名:EVモーターズ・ジャパン社製「F8 series2-City Bus 10.5m」
自動運行装置:先進モビリティ社製「ASM-AD」

 

5.自動運転バスの新デザインについて
(1)コンセプト
最先端技術への門(ゲート)をイメージした入口から、目的地へ縦横無尽に繋がる道をデザインとした。Osaka Metro を象徴するブルーを基調とし、新しい乗り物が街をアクティブに駆け抜けるイメージを表現した。

 

(2)デザイン

 

・大型自動運転車両
(舞洲パークアンドライド)

・小型自動運転車両
(万博会場内)

 

6.その他
自動運転バスへの乗車方法など詳細については、決まり次第Osaka Metroホームページ等で発信していく。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。