国土交通省は8月6日、国土交通データプラットフォームにおいて、従来の2D地形図に加え3D地形図 での表示が可能となるとともに、3D都市モデル(PLATEAU)などとのデータ連携が拡充されたことを発表した。
また、国土交通データプラットフォームへの実装に向け、データ利活用を推進するための要素技術に関する研究開発について、新たに公開した。
■国土交通データプラットフォームの概要
・国土交通省と民間等のデータによるデジタルツインの実現を目指す
・3次元データ視覚化機能、データハブ機能、情報発信機能を有するプラットフ ォームの構築
・API を活用することでデータを最新の状態で提供
・業務の効率化やスマートシティの推進、産学官連携によるイノベーション創出
※利活用イメージとして、民間企業より提案されたものを併せて公表する
※API:サービスの機能やデータ等を他のサービス等から呼び出して利用するための接続仕様
■今回の追加データ
– 3D地形図、3D都市モデル
・3D地形図(国土地理院標高DEM)【新規追加】
・国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化事業Project PLATEAU(プラトー)によって整備された29都市の3D都市モデル【新規追加】
※今後順次、全56都市の3D都市モデルを公開予定
3D都市モデル(千代田区周辺)の例
– 全国道路・街路交通情勢調査
・平成27年度全国道路・街路交通情勢調査 一般交通量調査結果【新規追加】
道路交通センサス(東京都)の例
– 東京都ICT 活用工事データ
・東京都が行ったICT 活用工事での点群データ【13件追加】
河川工事 東京都三鷹市
– 要素技術の研究開発
・2次元CAD図面から3次元モデルを自動で作成する技術に関する研究開発【新規追加】
・電子成果品のメタデータを自動で作成する技術に関する研究開発【新規追加】
※国土交通データプラットフォームのSHOWCASE のページで研究開発状況の概要を公開