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BMW iX1
九州電力は2020年12月から、マンション入居者向けのEVシェアリングサービス「weev(ウィーブ)」を展開しているが、今回マンションでのシェアリング採用車種の選択肢を広げるべく2月17日から取り扱い可能車種を全メーカーの電気自動車へと拡大した。
EVシェアリングサービスで、全メーカー・全車種が提供可能となるのは、国内では「weev」が初となる。同社の当該サービスでは、これまで車両施解錠に利用するスマホアプリの仕様上の制限から、取り扱い可能車種をテスラ(モデル3、モデルY)、日産(リーフ、サクラ)に限定していた。
ブランズ練馬中村南(東急不動産)
しかし近年、国内外のメーカーから様々なEVが発売されており、顧客ニーズは多様化している。そこで同社はマンション用EVシェアリングサービスのトップランナーとして、そうしたニーズに応えるべく、今後発売される車種を含めた全ての車種で、カーシェアを提供できる仕組みを構築した。
なお今年の2月14日から、この仕組みを用いて東京都練馬区にある東急不動産の新築分譲マンション「ブランズ練馬中村南」で「BMW iX1」を初導入した。
九州電力では、「当社は今後も、EVシェアリングサービスweevを拡充し、当該サービスを通じて、集合住宅の価値向上に繋げると共に、EV普及を推進し、脱炭素社会の実現に貢献してまいります」と話している。