京セラは、2月18日(火)から3月19日(木)まで、みなとみらいリサーチセンター1階の共創スペース「クリエイティブファブ」で、視覚障がい者の駅ホームなどでの安全な歩行をサポートする「視覚障がい者歩行支援システム(VAシステム:Visually-Impaired Assistance System)」の体験コーナーを開設する。
近年、視覚障がい者の駅ホームからの転落や列車と接触する事故が多く発生し、その対策が喫緊の社会課題となっている。
その有効な対策であるホームドアは、設置費用や既存のホームに追加設置する際の構造的な制約から、設置件数は全体の一部にとどまり、普及までには相当な時間を要すると云われている。
そこで、京セラは、保有技術のRFIDおよび振動・音声による情報伝達技術を組み合わせた「スマート白杖(はくじょう)」と、駅ホームや列車の連結部にパッシブRFタグを設置し、「スマート白杖」が同タグの受信範囲に入ると、歩行者に手元の触覚伝達技術を通じて、危険を知らせる仕組みを開発している。
今回の体験コーナーでは、実際の駅ホームを模したセットで、「スマート白杖」の危険認知までが体験できる。
京セラは、体験コーナーに参加者からの意見や感想を開発に活かして、よりユーザー視点に立って、使い勝手を向上。同システムの社会実装を目指していきたいとしている。
[体験コーナー設置の概要]
– 期間:2020年2月18日(火)~3月19日(木)の平日(火曜日~木曜日)、13:00~16:00
– 場所:京セラ みなとみらいリサーチセンター1階「クリエイティブファブ」
– 住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1
※体験には申込みサイトから事前のご予約が必要。
■視覚障がい者歩行支援システムの詳細(申し込みフォーム):https://www.kyocera.co.jp/rd-openinnovation/beta-project/poc_va_system.html
■体験コーナーの申込み(一般):https://contact.kyocera.co.jp/inquiry/ja/rd-openinnovation91/input.html