京セラは10月5日、オンラインにて開催される「CEATEC 2021 ONLINE」に出展すると発表した。
展示会は、2021年10月19日(火)~22日(金)の4日間開催され、Society 5.0の実現に向けたあらゆるソリューションや製品、テクノロジーが多数オンライン上で披露される。
京セラは、” ROAD TO SMART CITY アイデアと技術で豊かな街づくりを”をテーマに、スマートシティに貢献する京セラグループの最新技術や製品、ソリューションを出展。地域や企業との共創の取り組み事例を動画や対談などを通して紹介する。
■「CEATEC 2021 ONLINE」開催概要
会期:2021年10月19日(火)~22日(金)
※2021年11月30日(火)までアーカイブ掲載
■京セラの主な出展内容 (予定)
①エナジーハーベスト型スマートブイ
京セラのIoT技術と、長崎大学の潮流発電技術の融合により実現した「エナジーハーベスト型スマートブイ」。データ取得・通信に必要な電力を、海洋ブイに搭載した潮流発電システムで賄うため電源供給の必要がなく、海上においても、長期間安定したデータ取得が可能となり、海の見える化に貢献する。
②無人自動配送ロボットによるロボットシェアリング型配送サービス
地域内の事業者でシェアリングする無人自動配送ロボットが、小売店商品や企業間輸送貨物などを配送する実証実験を、北海道石狩市の公道で実施した。「遠隔非接触」配送の実現と、地域生活者の利便性向上、地域の輸送要員不足という課題解決に貢献する。
③スマート無人レジシステム
独自の物体AI認識技術を搭載した、画像認識型の無人レジシステム。1台のカメラで重なった商品や果物など、複数の個体を認識することがきできる。AI学習により、新規商品登録時の時間も削減でき、また、カメラ1台とPC、ディスプレイを設置するだけで利用できるため、導入コストの低減も実現。店舗での省人化やコロナによる対人接触機会削減に貢献する。
④沖永良部島における離島マイクログリッドシステム
大規模発電所の電力供給に頼らず、再生可能エネルギーを主力電源とし、蓄電池やEMS(エネルギー マネジメント システム)などを導入して島での脱炭素化や災害時の電力供給を目指す、鹿児島県沖永良部島でのマイクログリッド構築事業について紹介。再生可能エネルギーの地産地消、地域のレジリエンス強化、脱炭素化の実現に貢献する。
⑤スマートファクトリーに貢献するローカル5Gシステム
4.7GHz(サブ6)スタンドアローン方式に対応し、小型・軽量設計によるコンパクトシステムとなる京セラのローカル5Gシステム。製造現場の課題解決のためのスマートファクトリー実現に貢献する。
⑥自動運転バス
生活圏の地方分散化や高齢化が進む地域における公共交通課題に向け、実用化が期待される自動運転バス。京セラでは小型EVバスに、自動運転に不可欠なステレオカメラやミリ波レーダーなどの各種センサ、および先進モビリティ社と共同で開発する車両制御ECUを搭載した、自動運転バスの実証実験を紹介する。
⑦GaN製次世代レーザー
GaN(窒化ガリウム)基板を用いた高輝度・高効率なレーザー。次世代通信として期待されている、GaN製レーザーを活用した超高速無線通信Li-Fi向けのソリューションを紹介する。