人工知覚( AP / AIと相互補完して機械を自律的に機能させるもの )アルゴリズム研究のKudan(クダン)は6月20日、自動運転のオープンソースソフトウェアプロジェクトのある「Autoware( AutowareはAWFの登録商標 )」を主催する国際業界団体、「AWF」( The Autoware Foundation / オートウェアファウンデーション / オートウェア財団、所在地:東京都品川区、代表理事:加藤真平 )に加盟した。
Kudanは、先の2011年に英・ブリストルでKudan Limitedとして創業。当地でカメラ向けの人工知覚アルゴリズムの研究開発を進めつつ、2014年に日本( 東京都千代田区 )で株式会社化( 翌年、Kudan Limitedを子会社した )。2018年に東京証券取引所マザーズに上場。2019年に本社を東京都渋谷区に移した。
今回Kudanが加入したAWFは、オープンソースソフトウェア「Autoware」を使用した自動運転技術の共同開発フレームワークと標準の確立を目指しており、Autowareプロジェクトを通じて、自動運転技術への参入障壁を下げ、様々な車両やアプリケーションでの商業展開を行っている。
対してKudanは、独自の人工知覚技術の商用化と普及を進めるため、これまでも自動運転やロボティクスに関わる様々なオープンソース技術との互換性を求めて拡大してきた。
今回、Kudanが多くの自動運転関連グローバル企業・団体が参加するAWFに参加することで、「Autoware」ソフトウェアとの技術互換性の連携だけでなく、参画企業との事業連携及び共同プロジェクトの推進が大きく加速させ、今後は新規市場も含めた自動運転案件の積み上げを伸ばしていく構えだ。
ちなみに自動運転の大規模社会実装に向けては、世界的に様々な標準化が推進されているが、KudanはAWFに於いてもグローバルな自動運転の広範な実装を実現するための仕様策定と開発活動で貢献していくと同時に、今後も独自技術があらゆる業界標準と連携して市場競争力を高めていく環境を目指していく。
会社概要
会 社 名: Kudan株式会社
証券コード: 4425(東証グロース)
代 表 者: 代表取締役CEO 項 大雨