担当車両:LUCK STI 名古屋SUBARU DL WRX
名古屋SUBARU 大高店 メカニック歴15年 岩田博
すでに2016年の全日本ラリー選手権や86/BRZレースにメカニックとして参加した経験をもつ岩田は、このラリーに特別な想いを持って参加したと語る。
「この10月からフロント業務に職種が替わり、今は直接工具を触ることはなくなりましたが、これまでメカニックとして歩んできた集大成のつもりで参加しました。過去ラリーやレースにディーラーメカニックとして参加してきた経験は非常に活きています。サービスの作業で戸惑うこともありません。ミスなく時間内に終わらせるという点は日常業務のなかでは当たり前ですし、その点は似ていますね。業務でも競技でも、乗っていただく方に安全をご提供するほか、運転する愉しさを味わっていただきたいと思っています」
岩田は全国のメカニック/フロントを対象に行なわれる『第30回全国スバルサービス技術コンクール』でチーム準優勝、個人3位という記録を残している。
「やっぱり整備は楽しいですね。後輩たちにとって自分が良いお手本になれたらいいなと思っています。本当はニュルブルクリンク24時間レースにも参加したかったのですが、ラリーをやって、レースもやって、技術コンクールにも出ることができました。会社にも感謝していますし、スバルのメカニックになってよかったと思います」
岩田が整備を担当した勝田のSUBARU WRX STIは、ラリーを無事に走り切り、チャンピオンを獲得した。
岩田は、「作業は左フロントの足まわりなどを担当しました。作業自体は特に大きなトラブルもなく、無事に終わって良かったです。少しでもこの結果に力になれたとしたらうれしいですね。ラリーは日頃の業務とかけ離れた部分も多いですが、常に新しい発見がありますし、チームワークの大切さや、ひとつの目標に向かって取り組むことの素晴らしさを感じることができます。それらを業務に活かして目標を達成するよう、後輩たちにも伝えたいと思います。また、SUBARUのお客様は、ラリーやニュルブルクリンクなどモータースポーツをお好きな方が多いので、そういう方にSUBARU車の素晴らしさを伝えたいと思います」と、最後に締めくくった。