キユーソー流通システム (KRS)は10月31日、三菱倉庫 (MLC)と進めている「食と医を支える新しい物流プラットフォーム」の構築について、その実現を加速させるための新たな取り組みを開始すると発表した。
両社は、「食と医を支える新しい物流プラットフォーム」の構築のため、2022年1月に業務提携契約を締結。昨年には関東・関西間での医薬品中継リレー輸送等の取り組みを進め、今年から医薬品輸送に於けるEVトラックの導入等の協業を進めてきたと云う。
そして今回、今後の取り組みとして、MLC社の首都圏冷蔵倉庫内にKRSの食品積替えセンターを設置(予定)することについて発表した。
また今後、この業務提携をさらに推進していくためには、両社グループでリソースやノウハウの相互活用をさらに深めることが必要と判断し、両社間の業務提携関係を強化して協業体制を推進・加速するため、MLC社の連結子会社である〝DPネットワーク〟の株式の一部をKRSが取得することに関して協議を開始したと云う。
なお、DPネットワークについては、KRSによる株式の取得が実現した場合であっても、MLC社の連結子会社である予定。株式取得の実施時期、進捗等については随時告知するとしている。
<MLCの概要>
– 会社名:三菱倉庫株式会社
– 代 表 者:代表取締役 社長 斉藤 秀親
– 本社所在地:東京都中央区日本橋一丁目19番1号
– 事業内容:
倉庫事業、港湾運送事業、国際輸送事業、陸上運送事業、海上運送業、通関業、物流情報システムの開発・販売・運営管理業、医薬品及び医療機器等の包装・表示および保管業、不動産の売買・賃貸借・管理業、建設工事の設計・監理業など。
– 資本金:223億9,300万円(2024年3月末現在)
– 設立:1887年4月