TOYOTA GAZOO Racingは4月4日、TGR-DC育成ドライバーの小山美姫選手(SUPER LICENSE)がFormula Regional Japanese Championship(FRJ)の第1大会(第1戦、第2戦、第3戦)で、第1戦、第2戦で2位、第3戦で3位と3戦連続表彰台を獲得したと発表した。
FRJの第1大会は、4月2日(土)、3日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。FRJはFIA-F4の上位に位置するカテゴリーとして、国際自動車連盟(FIA)で制定された規定に則り、2020年より日本国内でJAF地方選としてスタートしたフォーミュラレースシリーズで、今季で3年目を迎える。
若手のためのステップアップカテゴリでもある同シリーズに、今季はTGR-DC(TOYOTA GAZOO Racing ドライバー・チャレンジ・プログラム)の支援ドライバーとして、小山選手がフル参戦する。今季の同シリーズは、全6大会、そのうち5大会は1大会3レース制で行われ(最終戦のみ2レース制)、全17戦でチャンピオンシップが争われる。
TGR-DC育成ドライバーとして同シリーズに今季より参戦する小山選手は、4月2日(土)の第1戦は2位でチェッカー。後続の3位以下との差を広げることに成功したものの、逆転には及ばず、FRJでのデビュー戦は2位表彰台という結果となった。
翌日の第2戦は、朝から雨に見舞われ、完全なウェットコンディションに。悪コンディションとセーフティカー走行により30分のタイムレースとなり、予定よりも1周少ない14周でフィニッシュ。ウェットの難しいコンディションの中、小山選手は最後2.5秒差まで詰め、2戦連続での2位フィニッシュとなった。
続く第3戦は、悪天候によりさらにヘビーウェットコンディションに。3番手スタートの小山選手はこの再スタートで上手いダッシュを見せ、2位の車両にぴたりと貼り付いたが、惜しくも逆転には至らず。30分制限により13周で終了となったレースを3位でフィニッシュ。小山選手はFRJデビュー大会を3戦連続表彰台という結果で終えた。