国際自動車は4月20日、業界初となるタクシーコールセンターのテレワーク制度「ヨヤクル」を導入。顧客・従業員・企業の三方良しを追求する。
「ヨヤクル」導入の背景は、タクシー事業者にとって電話による事前予約が「オペレーター不足に伴う人件費の高騰」「予約配車の煩雑さ」「予約時間の集中」などで、当該事業セクションへの業務負担が加速的に拡大している状況にあった。
加えて昨今の配車アプリの普及に伴い、業界内でタクシーコールセンター自体の規模縮小が加速。結果的にこれが利用顧客へも「不便さ」「負担」を掛けている実情があった。
そこで国際自動車は、例え高齢者の方であっても、またアプリを使えない方であっても、安心してタクシーを利用頂けるようコールセンターの対応力向上を目指し、その可能性を模索した事が契機となった。
より具体的には、コールセンター業務のセキュリティやシステム上の課題を解決。更に在宅ワークに係る監視システムの導入など、利用顧客時の個人情報厳守に配慮したテレワークによるタクシー配車業務の構築を目指した。
結果、この度「ヨヤクル」の開発・整備・導入に漕ぎ着けた。この新たなテレワークスタイルのコールセンターの配備について国際自動車では、「今後は、新たなテレワーク制度〝ヨヤクル〟で対応力を向上させ、安心安全にタクシー配車業務を遂行いたします。
これにより万全のセキュリティを担保したテレワーク環境の整備を実現。従業員のライフスタイルに合わせた様々な働くカタチを提案することで、一人一人が安心して働ける職場を実現し、お客さまへの対応力向上に努めてまいります」と話している。
タクシーコールセンターのテレワーク制度「ヨヤクル」概要
業務内容:配車予約の受注に関わる電話対応
本格運用開始:2023年6月上旬(予定)
対象者:国際自動車グループ従業員
(※)「ヨヤクル」商標登録申請中
国際自動車・会社概要
会社名: 国際自動車株式会社
所在地: 東京都港区赤坂2-8-6
設立 : 1920年(大正9年3月)
代表者: 代表取締役社長 石井 仁