工学院大学ソーラーチームが、8月7日から大潟村ソーラースポーツライン(秋田県南秋田郡大潟村)で開催の「ワールド・グリーン・チャレンジ」に参戦し、2016年大会に続く4度目の優勝を果たした。
チームは、大会初日をトップで終了。2日目には、マシンがコースアウトするトラブルで、一時4位まで順位を下げたもの、2位まで巻き返し、最終日にチャレンジャー・クラス第1位でゴール。
周回数48回(ペナルティー含む)と、全クラスで最高の成績を修め、チャレンジャー・クラスに加え、総合優勝も果たした。
ゴール時のドライバー石川はるかさん(機械工学科4年)は、レースを振り返り次のようにコメントした。
「天気センサーなどを複数用いることで、先を見通したエネルギーマネジメントをすることができたため、レースをうまく進めていくことができました。
また、初めてのレース参加で、レース開始時は遠足気分だった1,2年生たちも最終日にはみんなが自分の役割をしっかりと果たし、一丸となって戦うことができました。
レースの中でトラブルが起こるのは日常茶飯事です。後輩たちには、どんなアクシデントが起こっても諦めずに頑張ってもらいたいです」。
また、チームの濱根監督(機械システム工学科 教授)は、「今回のレースで、今のチームにはまだまだ足りない部分があることがよくわかりました。来年の世界大会に向けて、いい勉強になりました」と、コメントした。
レースに参戦した約40名のメンバーは、準備を含めた約1週間のキャンプ生活を通してチーム力をさらに強化、2019年に開催される「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」に向けて新たなスタートを切った。