神戸熱供給は4月1日、HAT神戸(神戸東部新都心地域)における地域冷暖房のために供給する熱エネルギー(冷温水)を脱炭素化し、10施設に供給を開始した。
今回、供給する熱エネルギーを作り出す電力、ガスの全量について、 CO2フリーのエネルギーを活用する。電力は、関西電力が提供する実質CO2フリーの電気料金メニュー「再エネECOプラン」を採用。再生可能エネルギー由来の非化石証書を活用することで、実質再生可能エネルギー100%を実現する。ガスは、大阪ガスが提供するカーボンニュートラルな都市ガスに切り替える。
同社によると、関西エリアでの地域冷暖房にかかる熱エネルギーの脱炭素化は初めて。また、この取組みにより、年間約2,000トンのCO2削減に寄与する。
■今回脱炭素化した地域冷暖房用熱エネルギーの供給開始した10施設
国際健康開発センター、兵庫県立美術館、JICA関西、神戸防災合同庁舎、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター西館および東館、兵庫県災害医療センター、日本赤十字社兵庫県支部・兵庫県赤十字血液センター、兵庫県こころのケアセンター、神戸製鋼所神戸本社
■神戸熱供給
1998年4月からHAT神戸で熱供給事業を開始。株式会社神戸製鋼所(51.0%)、関西電力株式会社(24.5%)、大阪ガス株式会社(24.5%)の3社が共同で出資する。