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2024年8月20日【ESG】

KGモーターズ、損保ジャパンと協業の覚書を締結

坂上 賢治

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写真向かって左側・KGモーターズ株式会社の代表取締役CEO楠 一成氏(くすのき かずなり)、右側・損害保険ジャパン株式会社 広島支店長の穴山将広氏(あなやま まさひろ)

KGモーターズは8月20日、開発中の小型モビリティロボット(超小型EV)「mibot」による持続可能な移動の実現に向けて、損害保険ジャパンと協業に関する覚書を締結した。

 

上記のmibotは、1人乗りの小型電気自動車で、持続可能な移動を実現するために開発されたもの。KGモーターズでは、持続可能な移動を我慢して達成するのではなく、ワクワクして楽しみながら達成することを目指している。

 

小型モビリティロボット「mibot」の特徴

 

• デザイン: レトロで懐かしいデザインと、前後対称の近未来的なスタイル。
• 安全性: 小型で軽量ボディながら、独自の技術で高い安全基準を確保。
• 快適性: ドア・エアコン付きで快適に利用できる。
• 経済性: 維持コストが低く、日常の移動が経済的に負担なく楽しめる。
• 環境性能: 小型で軽量のため、エネルギー効率が高く環境に優しい。

 

 

– 最大積載量:45kg
– 航続距離(*1):100km
– 登坂性能(*2):23%勾配(13°)
– 最高速度:60km/h
– 充電AC100V:5時間
– 乗車定員:1名
(*1)30km/h定地走行テスト値
(*2)乗員の体重、積載物の重さ、路面状況、装備オプションにより変動
※開発時点での値となり、量産モデルでの仕様変更の可能性がある。

 

1.背景・経緯
KGモーターズは、持続可能でエネルギー効率の高い移動手段となる「mibot」の製造販売、MaaS事業の展開を目指している。

 

また損保ジャパンは、自社やグループ会社のソリューションを活用し、地域の交通課題解決に向けたシェアリングプラットフォームの提供や自動運転の実証実験などの取組みを通じて、MaaSの社会実装に向けた調査・研究、事業展開に取り組んでいる。

 

今回は両社が持つデータやノウハウを共有し、MaaS領域での超⼩型EVの実用性向上と安全運用を実現するため協業に関する覚書を締結した。

 

2.覚書の主な内容
(1)「mibot」活用による超小型EV向けのリスク把握のためのデータ蓄積と分析
(2)「mibot」を活用した超小型EVでのMaaS事業におけるユーザー安全性と事業運営リスクの検証
(3)「mibot」のMaaS事業の安定性確保を目指したバッテリー保証開発に向けたデータ蓄積と分析
(4)その他、関連領域でのデータとノウハウ共有によるシナジー

 

3.今後について
KGモーターズと損保ジャパンは、上記の覚書の締結を機に、連携を一層強化し、持続可能な移動の実現を目指して、各種共同検討を進めていく。

 

 

社名:KGモーターズ株式会社
本社所在地:広島県東広島市志和町七条椛坂 1698-1
代表取締役CEO:楠一成
事業内容: 小型モビリティロボットの製造・販売、MaaS事業
設立: 2022年7月
HP:https://kg-m.jp/

採用サイト:https://kg-m.jp/recruitment/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。