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2023年4月4日【社会インフラ】

気仙沼線BRT、自動運転レベル4認証取得を目指す

坂上 賢治

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JR東日本は4月4日、2022年12月5日に営業運転を開始した気仙沼線BRTの自動運転バスの自動運転レベルを現在のレベル2から日本初の60km/hでのレベル4に引き上げていく。

 

自動運転のレベル分け(国土交通省資料を参考にJR東日本で作成)

 

また、自動運転区間を陸前横山駅から志津川駅方の専用道端(水尻川AP)まで延伸するため、気仙沼線BRTの自動運転バスは2023年5月1日から運用休止する。

 

今回のBRT専用自動運転バスのレベル4認証取得については、少子化・高齢化が進む事でドライバー不足が更に課題となる中で、持続的に公共交通を運営していくため障害物検知能力を現在よりも向上させるなどで、2024年秋頃までに現在の自動運転レベル2を日本初の60km/hでのレベル4(当面は有人でのレベル4)に引き上げていく事を目指していく。

 

気仙沼線BRT自動運転区間

 

これに併せて2022年12月5日に気仙沼線BRT柳津駅~陸前横山駅間で営業運転を開始した自動運転バスの自動運転区間について、陸前横山駅~水尻川AP間を追加。これにより2024年秋頃に自動運転区間は、柳津駅~水尻川AP間(15.5km)になる。

 

臨時乗降場所(柳津駅・陸前横山駅)

 

また自動運転区間の延伸工事および自動運転バスのレベル4認証取得に向けた車両改修、認証取得に向けたデータ取得のためのテスト走行を行うため、以下の日程から自動運転バスの運用を休止する(2023年5月1日~)。なお自動運転バスの営業運用再開は、2024年秋頃を予定している。

 

上記を踏まえた自動運転区間の延伸工事および走行試験のため、以下の通り一般道への迂回を行う。
迂回区間:気仙沼線BRT柳津駅~水尻川AP間。迂回期間:2023年5月8日(月)~2023年11月30日(木)。これにより柳津駅と陸前横山駅において乗降場所が変更になる。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。