KDDIは、モビリティ領域の拡大を見据え、電動キックボードを中心としたマイクロモビリティシェアリング事業を展開する米国カリフォルニア州のNeutron Holdings(以下 Lime) に出資した。
出資は、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号(運営:グローバル・ブレイン/以下、KOIF3号) 」を通じて行う。
また、Fukuoka Smart East推進コンソーシアム (九州大学、UR 都市機構、福岡市、福岡地域戦略推進協議会)が主催するFukuoka Smart Eastプロジェクトに、Lime、デジタルガレージ(DG)と共に参画。9月7日と8日の2日間、福岡市内で、電動キックボードを用いたシェアリングサービスの実証実験を実施する。
昨今、住民や旅行者向けの交通手段の確保など、地域社会が抱える人の移動に関する課題解決のため、さまざまな産業や自治体がモビリティ領域の高度化に取り組んでいる。
KDDIは、これら地域社会が抱える課題の解決に向け、MaaSやシェアリングサービスなど、モビリティ領域の拡大に取り組んでいく。
またKDDIは、まちづくりのさまざまな課題解決をしつつ持続的発展を遂げるため、最先端技術を活用し、快適で質の高いライフスタイルと都市空間を創出し、未来に誇れるモデル都市を創造するFukuoka Smart Eastプロジェクトに参画。
プロジェクトを通じて、電動キックボードの一般公道走行を想定した、安全・便利な乗車について検証。LimeやDGと共に、ラストワンマイルへの次世代モビリティの提供を始めとする新たな体験価値創造において、同プロジェクトを推進していく。
さらに、ビッグデータを活用した人の移動に関する課題解決や、KDDIが提供するさまざまなサービスと連携した都市における新しい生活体験の創造について検討を行う。
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、今後も有望なスタートアップ企業への出資を通じて、ビジネスの共創を促進し、新しい体験価値を創造していくとしている。
[Limeの概要]
– 社名:Neutron Holdings, Inc.
– 本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
– 設立年月日: 2017年01月
– 代表者:Brad Bao (ブラッド バオ)
– 事業内容:電動キックボードなどのマイクロモビリティシェアリングサービス「Lime」の運営および専用マイクロモビリティ車両の開発・生産
■Lime:https://www.li.me/