KDDIは、5G時代における有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号(運営:グローバル・ブレイン)」 を通じ、大規模データ統合、解析プラットフォームを開発、提供する英国のスタートアップ企業のジオスポック社(GeoSpock)に、昨年12月17日に出資した。
ジオスポック社は、1兆レコードにおよぶ時空間データを数秒以内の応答時間で解析する独自のデータ処理技術を保有。膨大な時空間データを瞬時に分析・可視化し、これまで不可能だったスケールのデータセットを用いた人工知能 (AI) によるモデル構築を可能にすると云う。
出資は、KDDIグループ会社が持つベンチャー企業ネットワークおよび、知見を積極活用する「投資プログラム」の1つ、「Supership DataMarketing Fund Program」を通じて実施しており、KDDIグループのSupership社との事業共創を見据えた取り組みとなる。
Supership社はジオスポック社への出資を通じて、ジオスポック社の保有する時空間データ処理技術を活用。今後増加するデータ処理を即時に行うことができるデータプラットフォームを構築することで、IoT、モビリティなど、法人客の先進的かつ革新的なビジネス促進を支援していくとしている。
[ジオスポック社の概要]
– 社名:GeoSpock Ltd
– 本社:Cambridge, UK
– 設立年月日:2013年1月
– 事業内容:大規模時空間データを解析・視覚化できる統合・解析プラットフォームの開発および提供
– 代表者:Richard Baker
– 社員数:41名
■GeoSpock(日本語):https://geospock.com/ja/homepage-ja/