川崎重工は11月29日、一般社団法人日本燃焼学会が主催する第59回燃焼シンポジウムにおいて、2021年度「日本燃焼学会 技術賞」を受賞したと発表した。
本賞は、燃焼応用技術の研究・開発に顕著な功績をあげた個人またはグループに与えられるもの。
今回の受賞は、川崎重工が進めてきたNEDOの助成事業「ドライ低NOx 水素専焼ガスタービン技術開発・実証事業」において、新規開発したマイクロミックス燃焼技術を適用したドライ方式水素専焼ガスタービンの運転ならびに地域社会への電気と熱の同時供給に世界で初めて成功したことが評価されたという。
世界中で脱炭素社会の実現に向けたさまざまな取り組みが進む中、川崎重工は環境に優しいエネルギー機器の普及、発展に向けて研究開発を進めていくとしている。
■事業名
水素社会構築技術開発事業/⼤規模水素エネルギー利用技術開発/ドライ低NOx水素専焼ガスタービン技術開発・実証事業