川崎重工は5月25日、COGEN World Coalition(以下「CWC」)に創立メンバーとして加盟したと発表した。
CWCは、コージェネレーション(熱電併給)の分野で活動する企業、団体、専門家を結びつけ、関係者間で当該分野に関連する情報や経験を共有していくことによる連携の強化や、世界的なコージェネレーションの普及促進を目的として創立された非営利団体。
近年、世界中で低炭素・脱炭素に関する取り組みが加速する中で、コージェネレーションは、一次エネルギー(燃料)から電力と熱の両方を生産・供給することで高い省エネ効果とCO2排出削減が期待できる、経済性と環境性を兼ね備えたエネルギーシステムである。この技術を活かして環境負荷低減を目指す企業が一同となりCWCの発足に至った。
川崎重工は、ガスタービンやガスエンジン、ボイラなど分散型のエネルギー供給に対応した製品ラインナップを備え、それらを組み合わせた最適な総合システムを提案できることを強みとしている。
今後も製品技術力のさらなる向上とプラントエンジニアリング力の強化に積極的に取り組み、エネルギー関連事業をグローバルに展開するとともに、多様な市場ニーズに的確に応えながら、エネルギーの安定供給と環境負荷の低減、低炭素・脱炭素社会の実現へ貢献していくとしている。
COGEN World Coalition
世界最高効率のガスタービン(L30A)開発プロジェクト