川崎重工業は12月8日、医療法人友広会(以下「友広会」)とPCR検査サービスに関して業務提携し、関西国際空港に2021年9月に開設したPCR検査センターを拡充すると発表した。
友広会は、2021年12月13日(月)より、関西国際空港第1ターミナルビル4階(出発フロア)に「医療法人友広会 関西国際空港PCR検査クリニック」をオープンし、国際線出発旅客向けのPCR検査サービスを開始する。
クリニックは検査専用クリニックとして、PCR検査のほか、抗原定量検査および血清IgM抗体検査を行い、各国の渡航要件に適った検査サービスを提供していく。なおPCR検査は、川崎重工が友広会から委託を受け、既に空港に設置している自動PCR検査ロボットシステムで実施する。
川崎重工は、システムの活用および友広会との連携により、PCR検査の受付から最短3時間で陰性証明書を発行できる体制をサポートするとともに、PCR検査センターの拡充を図る。また、クリニックでは、将来的にオンライン診療も実施することを目指している。
■PCR 検査における両者の役割
友広会:検体採取(唾液又は鼻咽頭ぬぐい液等)、診療(対面又はオンライン)、確定診断および海外渡航に必要な陰性証明書の発行
川崎重工:予約、受付、検査、結果通知、検査料金の収受などの PCR 検査センター運営業務の受託