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2023年2月28日【イベント】

鹿島とボードリー、公道で自動運転バスの長期実証実験中

坂上 賢治

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HICityと羽田空港第3ターミナルを結ぶ自動運転バス

 

「HANEDA INNOVATION CITY」と羽田空港第3ターミナル間に於いて実施

 

鹿島とボードリー( BOLDLY )は2月28日、羽田空港に隣接する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」( HICity )と羽田空港第3ターミナル間の公道で2023年1月5日から3月31日まで、自動運転バス「ナビヤ アルマ( NAVYA ARMA、仏Navya社製 )」の長期実証実験を実施している。

 

両社は昨年、将来的な「自動運転レベル4技術( 特定条件下での完全自動運転 )」を用いたバスの定常運行に向けて、羽田みらい開発( 鹿島などの9社による共同出資会社)と共同で、2021年12月から計4回、自動運転バスの実証実験を実施した( 例:5便/日、運行日数は各回3~20日間/累計5万8,000人以上の乗車人数を記録 )。

 

 

これを踏まえた今回の実証実験は、約3か月間の長期に亘り自動運転バスを高頻度で毎日運行( 8便/日 )させ、定常運行に近い利用環境で実施するもの。

 

走行ルートマップ

 

自動運転バスは事前予約制で、誰でも無料で乗車出来る。この実証実験では一般利用者に、HICityと羽田空港を結ぶ公道ルートを時刻表に沿って運行する自動運転バスに乗車して貰い、目下2月27日時点で累計88日・599便を無事故で運行している。

 

鹿島とBOLDLYは、今回の実証結果を基に将来的な定常運行の実現に向けて、サービスと利便性の更なる向上や定着化を図り、羽田空港の利用者がHICity周辺を観光する際の便利な交通手段として、HICityと羽田空港間のアクセス向上を図っていくと述べている。

 

<バス停の場所>HICity:交通広場内にバス停を設置

羽田空港第3ターミナル:バスターミナル南側にバス停を設置

 

HICityと羽田空港第3ターミナル間の公道ルート運行 実証実験実績

 

実証実験の概要
期 間:2023年1月5日(木)〜3月31日(金)
運行時間:午前10時〜午後4時30分(午後0時30分~午後1時30分を除く)
走行距離:往復約3.9km
走行時間:往復約30分(片道約15分)
走行速度:最大時速20km
走行ルート:以下ルートマップの通り
乗車方法:下記ウェブサイトから事前予約が可能( 乗客定員は6人 )。
      https://biz.paylessgate.com/lp.html?id=15

 

※ HICityに於ける運行ルートや時刻表などの情報は下記リンクを参照。
      https://haneda-innovation-city.com/bus_schedule/

 

※ HICity自動運転バス運行情報 公式Twitterアカウント
      https://twitter.com/abi_hicity

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。