ドローン物流事業を手掛ける香川県のベンチャー企業かもめやは6月3日、香川県三豊市本土と粟島を結ぶドローン物流航路を2021年8月(予定)に開設すると発表した。
今回の運行は、離島住民の買い物弱者化の解消を目指して、本土・離島間をドローンが海を越えて荷物を配送するもの。運行は悪天候時を除いて原則毎日行われる。期限を設けた実証実験とは異なり、長期定期航路としての運用であり、ドローンが海を越える長期定期航路は世界初(同社調べ)とのことだ。
■ドローン航路のイメージ
「本土:香川県三豊市」と瀬戸内海に浮かぶ「離島:粟島(あわしま)」の間を運行。
運行距離は往復約8kmで、原則毎日運航。(悪天候時には運行を休止する場合がある)
■サービスの利用イメージ
1.午前中に粟島の住民が欲しい商品を注文
2.同日の午後、ドローンが本土を出発し、粟島に着陸。着陸後は自動で荷物を切り離し、自動で本土に帰還。
3.粟島に到着した荷物は、島側のスタッフが自宅まで届ける(予定)
■使用するドローンは「純国産」
これまで日本各地で多数のドローン物流実績のある「純国産」の産業用ドローンを採用。