東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)、北海道旅客鉄道(JR北海道)のJR3社は、10月5日、来年4月1日乗車分から、東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸の各新幹線およびJR東日本の一部の特急列車のシーズン別の指定席特急料金を改定すると発表した。
改定では、現在、シーズン別に「通常期」「繁忙期」「閑散期」の3段階で分けている特急列車の指定席特急料金に「最繁忙期」を追加して4段階の料金設定とする。これにより、自由席特急料金のシーズン別料金(2021年10月5日現在)は、通常期が530円、繁忙期が730円(+200円)、閑散期が330円(-200円)、そして最繁忙期が930円(+400)となる。
またこれに伴い、適用日のカレンダー見直しも実施。最繁忙期を、利用が集中する年末年始やGW・お盆期間等の30日間に新たに適用し、これまで84日あった繁忙期を41日(-43日)に、82日あった閑散期を106日(+24日)とし、その結果、199日あった通常期は188日(-11日)となる。
[適用日カレンダーの見直しについて]
① 利用の多い夏や秋の連休に繁忙期を設定。
② 新たに設定した最繁忙期や繁忙期の前後期間に閑散期や通常期(一部の期間は繁忙期)を設定。
[対象会社および列車]
– JR北海道:北海道新幹線。
– JR西日本:北陸新幹線。
– JR東日本:
・東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線。
・一部の特急列車(つがる号、いなほ号、しらゆき号、草津号、成田エクスプレス号、わかしお号、しおさい号、さざなみ号 など)
※ 新たな着席サービスを提供している特急列車(通年同額)は変更なし。
・一部の快速列車(リゾートしらかみ号、はまゆり号 など)
※ 快速列車は通常期と閑散期のみの設定(現在と同様)となるが、適用日カレンダーの見直しにより閑散期を拡大。
■(JR西日本)シーズン別の指定席特急料金の改定について(PDF/2022年度の適用日カレンダー:別紙1、現在との比較:別紙2):https://www.westjr.co.jp/press/article/items/211005_04_kaitei.pdf