西日本旅客鉄道 岡山支社、高梁市、ヤマト運輸、晴れの国岡山農業協同組合(JA晴れの国岡山)および、ジェイアールサービスネット岡山は7月15日、伯備線での貨客混載による農産品の定期輸送および駅ナカ販売サービス「産直便マルシェ」の開始について発表した。
5者は、地域共生および地域産業の振興の取り組みとして、列車の空きスペースを活用した地域産品輸送を検討し、その一環として、昨年度より高梁びほく管内の農産品を列車に積込み、岡山駅まで輸送する実証実験を実施した。
これらの結果を踏まえ、今回、2021年7月29日(木)から、伯備線を活用した貨客混載による高鮮度・高品質な農産品の定期輸送および駅ナカ店舗内スペースでの販売サービス「産直便マルシェ」を開始する。
1.目的
(1)高梁エリアの農産品の認知及び販路拡大
(2)高品質で新鮮な規格外農産品の販売促進による食品ロスの低減
(3)運送事業者と連携したモーダルシフトの推進による環境に優しい物流の実現
(4)列車内の空きスペースの活用と地域共生の取り組みの推進
2.概要
高梁びほく管内の高鮮度・高品質な農産品を伯備線普通列車にて輸送し、岡山駅新幹線改札横おみやげ街道せとうちCUBE内「産直便マルシェ」コーナーにて販売する。
(1)区間
伯備線 普通列車(備中高梁駅⇒岡山駅間)
(2)対象列車
備中高梁駅【午後2時27分発】⇒岡山駅【午後3時19分着】
※岡山駅到着以降は、配送および陳列を行い、午後4時頃から販売を開始する。
(3)サービス開始日
2021年7月29日(木)毎週木曜日に定期輸送を実施予定
(4)販売商品例
– フルーツ:ピオーネ・岡山白桃・いちご
– 野菜:トマト・キャベツ・大根・自然薯・アスパラガス