西日本旅客鉄道(JR西日本)は7月13日、「のぞみ号」および「みずほ号」の指定席特急料金(グリーン車を含む)を、来年4月1日購入分から、110円~420円値上げすると発表した。
1.指定席特急料金の見直しについて
のぞみ号は運行当初から、ひかり号等とは別の指定席特急料金を設定しているが、2003年10月ののぞみ号増発に伴い、より多くの利用客に乗車してもらうため、自由席を新たに設置すると共に、指定席特急料金を値下げし、消費税改定を除き、当時の水準を維持してきた。
今回、上限認可の届出で設定する範囲内で、山陽新幹線ののぞみ号・みずほ号の指定席特急料金を、以下の通り見直す。
2.具体的な見直し内容
山陽新幹線(新大阪・博多間)の利用区間に応じて、のぞみ号・みずほ号の停車駅間ごとに、110円~420円の範囲で値上げを実施する。
※今回の見直しでは、のぞみ号・みずほ号の自由席特急料金およびエクスプレス予約、e5489(eきっぷ)といった、主なネット予約商品については、変更はない。
■山陽新幹線(のぞみ号・みずほ号停車駅)各駅間の運賃・料金
※「のぞみ号」「みずほ号」と「ひかり号等」を乗り継いて利用する場合も、「のぞみ号」「みずほ号」を利用する区間に於いて改定の対象となる。
※東海道新幹線及び九州新幹線にまたがって利用する場合で、山陽新幹線区間を「のぞみ号」「みずほ号」を利用する場合は改定の対象となる。
※グリーン車を利用する際も、左記料金の差額が適用される。
※表中の駅と東海道新幹線各駅間を利用の場合、新大阪~表中の駅間の差額を適用。
※表中の駅と九州新幹線各駅間を利用の場合、表中の駅~博多間の差額を適用。
3.新幹線のサービス改善等について
これまでも、安全性や快適性の向上や、EXサービスおよびe5489のネット予約といったサービス改善に努めてきたが、今後さらにコロナ禍の社会変容やデジタル化の進展等環境変化に合わせ、東海道山陽新幹線をより便利に快適に利用できるようサービス向上を進める。
・無料 Wi-Fi サービス「S Wi-Fi for Biz」や「S Work 車両」等を備えた便利で快適なN700S車両の投入。
・「ワークプレイスネットワーク」の一環として「ビジネスブース」の試行。
・特大荷物コーナーの整備(2023年度より導入予定)。
4.見直し時期(予定)
2023年4月1日(土)購入分から。
5.その他
詳細については、決まり次第案内する。