九州旅客鉄道(JR九州)は5月10日、佐川急便と昨年8月に基本合意し、その後実証実験を重ねてきた、九州新幹線で宅配便荷物を運ぶ貨客混載事業を、5月18日から本格稼働すると発表した。これにより、福岡市と鹿児島市間の宅配便の即日配達が可能になると云う。
貨客混載事業では、指定場所で集荷した宅配便荷物を、九州新幹線(博多駅・鹿児島中央駅上下間)の業務用室へ積載し輸送し、指定場所まで配達。新幹線ならではの速達性と安定性で生鮮品、機械部品、急ぎの書類などの輸送が可能になると云う。
<貨客混載事業の概要>
– 事業区間:九州新幹線 博多駅~鹿児島中央駅間(256.8 km)
– 輸送列車:一日あたり上下1列車ずつ(毎日)
– 輸送品目:
・佐川急便が福岡市で集荷して鹿児島市へ配達する宅配便荷物。
・佐川急便が鹿児島市で集荷して福岡市へ配達する宅配便荷物。
– 事業開始日:2021年5月18日(火)から
JR九州では、貨客混載事業の本格稼働を開始する5月18日、博多駅と鹿児島中央駅で、事業開始出発式を実施する。
<出発式の概要>
■博多駅
– 日時:2021年5月18日(火)13時00分頃から13時20分頃
– 場所:博多駅 九州新幹線11番のりば
– 出発合図:佐川急便社員・博多駅長 鐘ヶ江 理恵
■鹿児島中央駅
– 日時:2021年5月18日(火)11時50分頃から12時10分頃
– 場所:鹿児島中央駅九州新幹線14番のりば
– 出発合図:佐川急便社員・鹿児島中央駅長小林 健太郎