北海道旅客鉄道(JR北海道)は9月9日、留萌線(石狩沼田・留萌間)の鉄道事業廃止届出書を国土交通大臣宛てに提出したことを発表した。
留萌線の廃止については、沿線自治体である深川市、秩父別町、沼田町、留萌市との協議の結果、“石狩沼田・留萌間”を来年3月末に、“深川・石狩沼田間”を2026(令和8)年3月末に廃止することで合意に至っている(8月30日)ことから、今回、JR北海道は、先行して鉄道事業を廃止する石狩沼田・留萌間について、鉄道事業法第28条の2(事業の廃止)に則り、国土交通大臣宛てに鉄道事業廃止届出書を提出した。
<留萌線廃止について>
– 廃止路線:留萌線の一部 石狩沼田・留萌間(35.7km)
– 廃止予定日:2023(令和5)年9月30日 土曜日
なお、JR北海道では、提出した鉄道事業廃止届出書に於いて、同線の廃止予定日を、2023(令和5)年9月30日としているが、北海道運輸局主催の意見聴取(鉄道事業法第28条の2第2項の規定に基づき実施)で、廃止日の繰上を実施したい旨の陳述を行うとのこと。繰上が認められた場合、留萌線(石狩沼田・留萌間)は、2023(令和5)年4月1日(最終運行日:3月31日)に廃止されることとなる。