経済産業省特許庁は8月5日、拒絶されない商標出願をするためのポイントを分かりやすく解説した商標審査官が教える出願支援ガイド「商標出願ってどうやるの?」を発行した。
商標の出願件数は、近年増加傾向にあり、内国人出願における中小企業の割合は6割以上を占めると云う。
特許庁は、それら商標出願の中に、予め知っていれば防げたはずの拒絶理由に躓くケースがあることから、これら躓きをなくし、円滑な権利取得のための一助とするため、初めての商標出願者に向けた支援ガイド「商標出願ってどうやるの?」を作成した。
ガイドには、審査官の経験を元にした具体的なアドバイスが掲載されている他、商標に関する相談を数多く受けてきた知財総合支援窓口(※)の声も取り入れられた。また、出願から登録までを5ステップで構成、ステップごとによくある拒絶理由(商標を登録できない理由)と、それを回避するためのポイントも紹介されている。
ガイドは、8月5日より、特許庁ウェブサイトからダウンロードできる。また8月中には、知財総合支援窓口(※)や経済産業局等の知的財産室で、印刷冊子が配布される予定だと云う。
■(特許庁)商標出願ってどうやるの?~これで私たちも商標登録!~(PDF):https://www.jpo.go.jp/resources/report/sonota-info/document/panhu/shutugan_shien.pdf
※独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT)<https://chizai-portal.inpit.go.jp/>が運営する中小企業等が抱える様々な経営課題について、自社のアイデアや技術、ブランドなどの「知的財産」の側面から解決を図る支援窓口。全国47都道府県に設置されている。
[担当]
特許庁審査業務部商標課長 髙野
担当者:榊
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■独立行政法人工業所有権情報・研修館(INPIT):https://chizai-portal.inpit.go.jp/