ジョルダンは4月15日、「福岡市実証実験フルサポート事業」の観光・交通テックのプロジェクトとして採択された「福岡市地下鉄MaaS推進実証プロジェクト」を4月16日より、開始すると発表した。
これは、地下鉄の特定エリア1日乗り放題企画きっぷのモバイル乗車券や非接触決済を活用した、新たな乗車券販売方法の検討に資するプロジェクトとして公募されたもので、全3件採択され、そのうちの1件としてジョルダンが採択された。
ジョルダンは2019年よりモバイルチケットを開始し、これまで様々な事業者が導入している。今回の実証実験では、認証端末を実証実験対象駅(福岡市地下鉄:天神駅/中洲川端駅/祇園駅/博多駅/呉服町駅)に設置し、利用者の端末に表示される二次元コードを読み取ることで、乗降車を行う。アプリ1つで経路検索~チケットの利用までを実現し、利用者の利便性を高めるとともに、周遊状況の把握を行い、これまで以上にモバイルチケットの効果を向上させるなど、福岡市におけるMaaSの推進に貢献する。
なお、このモバイルチケット及び認証端末には、ジョルダンが日本での総代理店契約をしているMasabi社のモバイルチケッティングサービス「Justride」(ジャストライド)の技術が採用されており、「Justride」の二次元コードを使用するチケットは、国内の鉄道事業者では初となる。