ジャガー・ランドローバーは9月28日、2021年11月に英国グラスゴーで開催される気候変動サミットに先立ち、「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」とパートナーシップを締結したことを発表した。
ジャガー・ランドローバーは、このサミットに参加する世界中のリーダーや代表者の移動車両として、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)である「I-PACE」をはじめ、電動モデルを提供する。
ジャガー・ランドローバーでは、新グローバル戦略「REIMAGINE」を掲げ、2036年までに車両(テールパイプ)からの排出ガスを無くし、2039年までにサプライチェーン、製品、オペレーションのすべてにおいて排出ガス量を実質ゼロとすることを目指している。
パリ協定に従い、排出ガス量削減のための統一された科学的根拠に基づいて設定された、世界の気温上昇を1.5℃以内に抑えることを目標とし、「国連気候変動枠組条約(UNFCCC)」の国際キャンペーン「Race to Zero(ゼロへのレース)」への支援をコミットする。
「COP26」議長を務めるアロック・シャルマ氏は次のように述べている。
「ジャガー・ランドローバーは、実績のある英国を代表するブランドです。多くの受賞歴のある電気自動車を作り出し、気候変動への取り組みにおいて自動車業界でリーダーシップを発揮されおり、『COP26』でこれらの車両が世界のリーダーたちの移動に使用されることを嬉しく思います。サミットの開催に向けて、『COP26』を包括的な成功に導くために、ジャガー・ランドローバー、そしてすべてのパートナーと協力していくことを楽しみにしています。」
ジャガー・ランドローバーの最高経営責任者(CEO)である、ティエリー・ボロレ氏は次のように述べている。
「『COP26』のパートナーとして、ジャガー初のBEVである『I-PACE』をはじめとする電動モデルを提供し、今回のサミットに排出ガス量ゼロの移動手段を提供できることをとても光栄に思います。サステナビリティは、当社の新グローバル戦略『REIMAGINE』の中核をなすものです。世界で最も魅力的でモダン・ラグジュアリーなクルマを生み出し、2039年までに排出ガス量実質ゼロの実現に向けて注力していきます。」