JFEスチールのグリーン鋼材「JGreeX®( CO2排出削減技術による創出CO2を削減した鉄鋼製品 )」について6月20日、米ITデータセンター用変圧器の製造メーカーEaton Corporation( イートン コーポレーション )に納入されることが決定した。
採用された鋼材品種は方向性電磁鋼板( 鉄にSi、Al等を添加した高磁束密度かつ低鉄損な磁気特性を有する鋼板 )であり、米国での「JGreeX®」の採用は初となる。鋼材は、豊田通商株式会社を通じて、米国のEaton Corporationに納入される予定。
近年、AIの普及によりデータ処理量が増加し、それに伴い多量の電力を消費するデータセンターでは、省エネルギーの観点から高効率変圧器の需要が高まっている。
方向性電磁鋼板は、高い磁気特性を持ち、変圧器の効率を向上させることができる。当社は、世界トップクラスの高品質な方向性電磁鋼板を製造し、この需要を確実に捕捉していきます。
JFEスチールは、CO2排出量削減に寄与するエコプロダクトの供給拡大や、「JGreeX®」の販売拡大を通じて、社会全体の脱炭素化に貢献していきたい考えだという。
会社名 : Eaton Corporation plc
代表者 : Craig Arnold
事業内容 : 電気や航空宇宙、自動車分野のソリューション事業、電力機器等
設立時期 : 1911年