自動車リサイクル促進センター(Japan Automobile Recycling Promotion Center/以下、JARC)は8月13日、2020年度の自動車リサイクルの実績を取りまとめた「自動車リサイクルデータBook 2020」を公表した。
自動車リサイクルデータブック2020では、自動車リサイクルの情報システムに蓄積されたデータおよび自動車リサイクルに取り組む関係者から提供受けた情報を基にして、自動車リサイクルを取り巻く状況が整理されているほか、自動車リサイクルの観点から、増えつつあるハイブリッド自動車(HV)や電気自動車(EV)の発生台数や延伸傾向にある自動車の平均使用年数などの情報も掲載された。
またJARCは、自動車リサイクルデータブックに掲載される使用済自動車の引取報告件数や都道府県別の事業所数などの一部データを、利用者視点で自らが「色」や「大きさ」などのビジュアルで表現加工が行えるツールをウェブサイトに導入。ツールでは、使用済自動車の引取報告件数や都道府県別の事業所数などの一部データを、地域や時系列で絞り込むなどの分析ができる。
[自動車リサイクルデータの構成]
1.自動車リサイクルの流れ
・自動車リサイクルにおける物・お金・情報の流れ。
2.主な実績
・再資源化預託金等の管理・運用。
・使用済自動車のリサイクル。
・中古車輸出に伴う再資源化預託金等の返還。
・離島対策支援及び不法投棄等対策支援事業 他。
3.過去10年間の実績
・新車販売台数の推移。
・使用済自動車引取報告件数の推移。
・ハイブリッド車、電気自動車の預託状況、使用済自動車引取状況、中古車輸出状況。
・鉄スクラップ価格の推移。
・仕向け地別中古車輸出台数。
・登録区分別(登・軽)の平均使用年数。
・自動車リサイクル法対象外冷媒の装備状況 他。
■(JARC)自動車リサイクルデータブック2020(PDF版/Web別冊編):https://www.jarc.or.jp/data/databook/