公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)は10月18日、東京都発行のグリーンボンドに投資することを発表した。
東京都が発行する「東京グリーンボンド」は、国際資本市場協会(ICMA)が作成したグリーンボンド原則で推奨される第三者機関による評価を取得した債券。グリーンボンドで調達された資金は、「環境にやさしい都営バスの導入」「都有施設・道路の照明のLED化」「ヒートアイランド現象に伴う暑熱対応」など、環境への好影響が大きいと想定される事業に充当される。
自動車ユーザーが支払ったリサイクル料金は、自動車が使用済みになるまでの間、安全かつ確実な方法で管理・運用を行うこととし、その運用対象資産は「国債」「政府保証債」「地方債」「財投機関債」の4つ。そして、資金管理・運用を通じて、SDGsに関する持続可能な社会の実現に向け、更に社会貢献を推進するため、2018年度から環境課題や社会課題の解決に資する債券への投資を行っている。この投資方針は2019年度の運用計画でも推進していくこととしており、今回の東京都発行のグリーンボンドへの投資は、5月の鉄道建設・運輸施設整備支援機構発行のサステナビリティボンド、6月のJARC発行のソーシャルボンド、9月の住宅金融支援機構発行のグリーンボンドへの投資に続くESG投資となる。
※東京都ウェブサイト http://www.zaimu.metro.tokyo.jp/bond/tosai_ir/tosai_ir_gb.html
■公益財団法人自動車リサイクル促進センター(JARC)とは
自動車のリサイクル及び適正処理の促進に関する各種事業を行うことにより、資源の有効な利用の向上及び環境の保全に貢献することを目的とする日本最大の公益法人。
日本国内における循環型社会の実現に関する各種事業を行い、そして約9,400億円(2019年3月末時点)の自転車のリサイクル料金の管理・運用を行っている。
所在地 〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館11階
設立 2000年(平成12年)11月22日
理事長 中村 崇
自動車リサイクル法指定法人業務の主務官庁 経済産業省、環境省
URL https://www.jarc.or.jp/