日本無線(JRC日本無線)は12月5日、舶用衛星通信機器について幅広いラインナップを持つ韓国の「Intellian Technologies」と戦略的パートナーシップ契約を締結した。
近年、海運業界はスマートシッピングに向かっており、船舶運航における効率性・生産性を高めるための船陸間航海情報共有サービス市場が、急速に成長。船陸間の情報共有においては、信頼性の高い高速接続が必須となる。
今回のパートナーシップ契約により、JRC日本無線は、同社が保有していなかった機器をラインナップに加え、より多くの顧客ニーズに対応。一方、Intellian Technologies社は、販売チャネルを拡大できる。
JRC日本無線とIntellian Technologies社は今後、それぞれが得意とする分野の製品や技術の相互提供を進めるとともに、舶用衛星通信機器の共同開発についても検討していくとしている。
[Intellian Technologiesの概要]
– 会社名:Intellian Technologies, Inc.
– 所在地:大韓民国 平澤市(平沢市)
– 代表者:Eric Sung
– 設立:2004 年
– 資本金: 3,770百万ウォン(343百万円)
– 事業内容:Ka/Ku バンド船舶搭載衛星通信機器の販売およびサービス
– 従業員数:303 名
– 売上高:98,515百万ウォン(8,965百万円/2018年12月期)