日本自動車工業会は5月23日、理事会の実施後に都内で記者会見を開き、その壇上で「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2024 」を開催するとし、その概要の一部を明らかにした。
片山正則会長(いすゞ自動車会長)は上記会見にて、自工会の長期ビジョンを策定したことや、サプライチェーンに於ける適正取引に関しての自工会のスタンスを説明したことに加え、今年開催するジャパンモビリティショーが、ビジネス事業社向けのイベントになることを説明した。
そもそもジャパンモビリティショーは昨年、国内最大の自動車ショーとして行われてきた「東京モーターショー」に変わるものとして、自動車ファンのみならず、モビリティを取り巻く技術企業やスタートアップを取り込んだ大型イベントとして開催。結果、自動車産業領域を超えた業界を含む475の企業・団体が参加。111万2000人の来場者を記録した。
対して今年のジャパンモビリティショーは純粋なビジネスイベントとして開催。片山会長は、実際の開催詳細はまだ決まっておらず、具体的な概要は、より明確になってから詳しく説明したいと語りつつも、今年も豊かな未来を一緒に創る仲間を広げていきたいと述べ、それゆえ、今年をあえて「ショー休催年」とはせすに、コインの裏表の裏年として位置付けてショーの連続性を担保。翌2025年の表年開催に向けた「仕込み」としての役割を持たせたいと説明。
そこで開催テーマを「共創プラットフォーム」と題して、〝新しい仲間づくり〟〝事業共創の推進〟〝議論や提言の発信〟という3つ柱を掲げ、各企業・団体の展示にだけに終始せず、様々なビジネスマッチングに繫がる可能性を模索したいとした。
会期中のショー訪問にあたっても、一般向けに大規模なチケット販売を行うというよりも、ビジネスパーソンに事前登録を募るスタイルとしていく。そもそも今年のショーは、デジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2024」との併催としており、IT・エレクトロニクス産業などの出展者との交流なども勘案しつ、技術・ビジネスショーとしての役割を強めて、来るべき未来の構築を目指すとして話していた。
従って今年の主なショー企画は現段階では以下の通りとなる
名称:JAPAN MOBILITY SHOW 2024
会期:2024年10月15日~10月18日
開場時間:10時~17時
会場:幕張メッセ( 国際展示場 )
入場:無料( ※全来場者登録入場制、入場にはオンラインでの登録が必要 )
主催:一般社団法人 日本自動車工業会
共催:一般社団法人 日本自動車部品工業会
公式サイト:https://www.japan-mobility-show.com/