ジャガー・レーシングは8月5日、ミッチ・エバンスとの複数年契約を締結し、引き続きジャガー・レーシング・ファミリーの一員としてフォーミュラE世界選手権を戦うことを発表した。
ミッチ・エバンスは、2016年のフォーミュラE世界選手権参戦以来、ドライバーとして長年活躍してきた。ジャガーは2025年よりピュアEV(電気自動車)のラグジュアリー・ブランドとして生まれ変わりを目指す「REIMAGINE」戦略の一環として、2022/23年シーズンから始まるフォーミュラE世界選手権の第3世代(Gen3)に参戦することを発表しており、今回の契約延長はそれに続くもの。
これまで2度の優勝と、10回の表彰台獲得を果たしてきたミッチ・エバンスは、チームの世界選手権優勝を目標としている。現在ドライバーズ・ランキングでは3位のサム・バードと6ポイント差で8位につけている。
なお、ジャガー・レーシングは現在チーム・ランキングで3位につけ、1位のエンヴィジョン・ヴァージン・レーシングとはわずか9ポイント差。2021年8月14日と15日の日程で行われるダブルヘッダーの最終戦、ABB FIAフォーミュラE世界選手権第シーズン7 第14戦、第15戦 ベルリン・グランプリに挑む。
■ジャガー・レーシング・チームのディレクターであるジェームズ・バークレー
「ミッチが、今後もジャガー・レーシングのドライバーの一員として、必要不可欠な役割を担ってくれることを非常に嬉しく思います。ミッチのフォーミュラEでの速さと実績は万人が認めるところであり、2016年に彼がチームに加入して以来、長年にわたって強力なパートナーシップを築いてきました。ミッチはフォーミュラEで最もエキサイティングな才能の持ち主であり、その経験と私たちの仕事のやり方に対する理解は、きわめて貴重なものです。私たちはともに成長し、高いモチベーションで、チームとしてシーズン7、そしてそれ以降のシーズンでも最大限の成果を目指し戦っていきます。」
■ドライバー、ミッチ・エバンスのコメント
「私はどこへも移籍しません!このチームと5年以上もの歳月をともにしてきたので、これからのシーズンでやるべきことはしっかりと理解しています。これからも、このチームとともに挑戦しつづけることができるのがとても嬉しく興奮しています。他のチームからのオファーも受けましたが、僕のホームはジャガー・レーシングです。『I-TYPE 5』は卓越したパフォーマンスを発揮してくれるので、ライバルたちと競い合える準備はできています。今シーズンの戦いには、まだなすべきことがたくさんありますが、ジャガー・レーシングとともに今後とも前進をしていきます。」