ジャガーTCSレーシングは1月27日、サム・バードと複数年契約を締結したことを発表した。
昨シーズンに加入し、ともに戦った最初のシーズンで成功を収めたことを受け、今後も協力し合い、さらなる表彰台、勝利、そしてチャンピオンシップ獲得を目指すとしている。
サム・バードは、ABB FIAフォーミュラE世界選手権において、すべてのシーズンで勝利を収めている唯一のドライバーで、チームに豊富な経験をもたらしている。ジャガーTCSレーシングでの最初のシーズンは、3回の表彰台と2回の優勝を果たし、チーム・ランキング2位という偉業に貢献した。チームメイトのミッチ・エバンスとサム・バードはフォーミュラEでも最強のドライバーペアであり、また、リザーブ兼シミュレーター・ドライバーは、新たに加入したノーマン・ナトとトム・ディルマンのラインアップとなる。
ジャガーTCSレーシングのチーム・プリンシパルであるジェームズ・バークレー氏のコメント
「素晴らしい戦績を残したサムが引き続きジャガーTCSレーシングで電気自動車レースのキャリアを継続してくれることが決まり、シーズン8に向けていいスタートを切ることができました。昨年サムが残してくれた戦績は、彼がチームに非常によく馴染み、私たちと目標を共有し、ファミリーの一員となってくれたことの結果です。ご存知のように、サムはジャガーの『I-TYPE5』でレースに優勝することができるだけの大きな決意と才能を持っています。同時に、サムとの契約を延長することは、第3世代(Gen3)に向けた開発や重要な準備に彼と力を合わせて専念できるということを意味します。もうすぐシーズン8が開幕しますが、できるだけ多くのポイント獲得を目指します。」
ドライバー、サム・バード氏のコメント
「ジャガーTCSレーシングでの最初のシーズンは、私が知るべきことのすべてを教えてくれました。そして、私はこのチームのファミリーの一員であり続けたいと思いました。チーム全体が決意と集中力を兼ね備え、結果を出すために準備をしています。まさに、私が一緒に働きたいと思うチームです。シーズン8では、オフシーズン中の練習や学びをすべて実行に移し、できるだけ多くのポイントを獲得していきたいです。」
ジャガーTCSレーシングは、世界10都市で行われる全16レースのシーズン8に参戦し、2022年1月28日と29日、サウジアラビア・ディルイーヤで開催される第1戦、第2戦に挑む。