JAFは6月10日、先進技術を活用した「JAF 360度VR動画」“クルマの死角編”を公開した。
運転席から目視をした時に、クルマのボディや柱(ピラー)などで見えない範囲のことを「死角」と言う。今回公開された“クルマの死角編”は、走行場面を想定しクルマの全周囲に道路利用者(車)を置き、運転席から見た死角とそこに隠れた危険を表現した。
車のボディを透過させる特殊な映像処理をおこなっており、さらに上を見るとドローンによる俯瞰画像からもクルマの周囲の状況を確認できるなど、今回はVR技術の特性をフルに活かした映像化をおこなった。スマホやPCでも見ることはできるが、VRゴーグルでの閲覧を推奨している。
こういった死角の危険に備えるためには、日ごろからさまざまな交通場面に応じた「危険を予測し、それに備えた行動や確認」が必要だが、具体的なイメージができないことも課題となっている。このような映像で疑似体験をおこなうことで、“安全”に危険を予測する能力を鍛えることが可能となる。
JAFでは、今後も交通安全の啓発をより効果的に伝える為、先進技術などを活用した映像を作成し、安全・安心なくるま社会の発展に寄与していきたいとしている。
– JAF 360度VR動画特設サイト
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/protect-life/360video