JFEエンジニアリンググループとJR東日本グループ等により設立された株式会社、Jバイオフードリサイクルの食品リサイクルプラントが、8月に完成し、食品リサイクル・バイオガス発電事業を開始した。
また、本格的な発電開始に伴い、11月6日に発電式が行われた。
国内の食品ロスは、年間632万トン(平成25年度推計:農林水産省)。その多くが焼却処分されている。
JR東日本グループの駅ビルやエキナカ等から発生する食品廃棄物は、脂分や塩分、包装等の混入が多く、飼料化や肥料化による再生利用は限られてたと云う。
この課題を解決するため、JFEエンジニアリンググループとJR東日本グループは、Jバイオフードリサイクルを設立し、食品廃棄物を再生可能エネルギーに変える事業を開始。食品廃棄物(日量80t)を微生物により発酵させて、発生するメタンガスを燃料にして発電を行う。
食品リサイクルプラントの発電出力は1,800kWで、年間約11,000MWh発電量を想定、これは一般家庭の約3,000世帯分に当たる。
発電された電力は、施設で消費する他、FIT(再生可能エネルギー固定価格買取制度)を活用して、JFEエンジニアリング100%出資の電力小売会社、アーバンエナジーに売電されるとのことだ。
[会社概要]
– 会社名:株式会社Jバイオフードリサイクル
– 所在地:横浜市鶴見区弁天町 3 番地1
– 代表者:蔭山佳秀
– 事業内容:食品リサイクル・バイオガス発電事業
– 資本金:6,000 万円
– 設立年月日:2016 年 8 月 1 日
– 出資者ならびに出資比率 :
JFEエンジニアリング株式会社 10%、JFE環境株式会社 56%、東日本旅客鉄道株式会社 17%、株式会社東日本環境アクセス 17%
■Jバイオフードリサイクル:http://www.j-bio.co.jp/