ITS Japanが、7月8日、台風第7号及び梅雨前線に伴う豪雨災害への対応として、「乗用車・トラック通行実績情報」を公開した。
http://disaster-system.its-jp.org/map4/map/#map=10/34.385379/132.455291&layer=gsi
「乗用車・トラック通行実績情報」には、ホンダ、パイオニア、トヨタ自動車、日産自動車、富士通、いすゞ自動車、ボルボグループ(UDトラックス)から提供を受けた、匿名かつ統計的に作成された情報を使用。
データの更新頻度等、詳しい案内は見当たらないが、乗用車については、3時間の通行実績が1時間毎に、小型トラックと大中型トラックに関しては、1日の通行実績がマップ上にプロットされているようだ。
ITSは、最先端の情報通信技術などを用い、人と道路と車両とを一体のシステムとして構築する事により、安全・環境・利便の面から交通社会を改善するシステム(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)。
ITS Japanは、ITS分野の研究開発及び実用化の推進のため、ITS関連の5省庁(当時の警察庁、通商産業省、運輸省、郵政省、建設省)の支援により、 1994年1月に任意団体・VERTIS (Vehicle,Road and traffic intelligence Society:道路・交通・車両インテリジェント化推進協議会)として設立、2001年6月にITS Japanに名称を変更し、2005年6月には特定非営利活動法人として法人格を取得した。
その目指す姿(ビジョン)には、「3つの将来ビジョン(交通事故死者ゼロ空間、渋滞ゼロ空間、快適移動空間)の実現に向けITS普及による住みやすい社会作りと産業の発展への貢献していくものとする」と記されている。