伊藤忠商事は2月3日、城陽東部開発(※)と開発申請手続を進める物流施設用地「京都府城陽市東部丘陵地青谷先行整備地区(B街区)」および「隣接宇治田原町区域(IC北区域)」(以下合せて、計画地)の開発を、東急不動産と連携して行うことについて検討を開始したと発表した。
昨今、東西幹線輸送を中心とした深刻なトラックドライバー不足の解消や、トラックの積載率・実車率の向上等を通じた配送効率の高い物流ネットワークの構築など、喫緊の課題を抱える物流業界では、これらを解決を目指して、ダブル連結トラックの利用促進や、隊列走行トラックの社会実装に向けた実証実験など、新たな物流システム構築に向けた施策を進めている。
青谷先行整備地区は、京都府が策定した「新名神を活かす『高次人流・物流』構想」の中で、次世代型物流拠点として位置付けられ、新技術(IoT・AI)等を活用した高速道路への隊列走行・自動運転の導入や、ロボット機器による物流施設内の自動化等、物流革命に対応する中核物流拠点として、広域幹線物流システムの整備を目指すエリア。
伊藤忠は、この高速道路ICに直結する物流施設の開発を、東急不動産と連携して行うことについて検討する。
伊藤忠は、同計画を通じて、物流の高度化を促進し安全・快適で効率的な物流社会の実現に貢献していきたいとしている。
※城陽東部開発有限責任事業組合(組合員:大成開発株式会社、株式会社エスディック)。
[計画地の開発計画概要]
<所在地>
京都府城陽市東部丘陵地青谷先行整備地区(B街区)および隣接宇治田原町区域(IC北区域)
<開発面積>
・B街区:約86,200㎡
・IC北区域:約36,500㎡
計:約122,700㎡
<土地利用計画>
・B街区:宅地(3区画 81,800㎡)、法定緑地(2,600㎡)、通路他(1,800㎡)
・IC北区域:宅地(1区画 35,400㎡)、法定緑地(1,100㎡)
<建設計画概要>
・B街区:延床面積 3棟合計 約193,000㎡
・IC北区域:延床面積 1棟 約85,000㎡
※上記内容は現時点での計画概要。