伊藤忠商事は、フランスのTRAXENS社への一部出資に関し、同社と基本合意した。
この出資を通じて、伊藤忠商事とTRAXENS社はグローバルサプライチェーンにおける物流ビッグデータを活用した事業開発を共同で推進する。
2012年創業のTRAXENS社は、独自開発によるIoTトラッキングデバイスと物流情報プラットフォームを中心に、サプライチェーンのリアルタイムモニタリングソリューションを提供。
このサービスの利用で、海上輸送コンテナ、鉄道輸送コンテナ、トラックなど、グローバル物流にて用いられる多様な輸送形態に対応し、陸海一貫輸送において地理的・時間的な制約の無いシームレスなトレース、リアルタイムでの物流データ収集が可能となると云う。
伊藤忠商事は、今回のTRAXENS社との資本・業務提携を通じ日本及びアジア市場を中心にTRAXENS社の各種ソリューションの拡販を加速。また、TRAXENS社が持つ物流ビッグデータの収集・利活用技術と伊藤忠グループの各事業・顧客基盤と組み合わせる事で、物流ビッグデータ領域での新たなビジネスモデルを創出していくとしている。
[TRAXENS社概要]
– 会社名:TRAXENS SA
– 代表者:Jacques Delort
– 本社所在地:フランス マルセイユ
– 設立:2012年4月
– 事業内容:サプライチェーンのモニタリングソリューション開発・提供
– URL:http://www.traxens.com/en/