ヤマハ発動機は、ニュージーランドの農業自動化ソリューション開発のスタートアップ企業「ロボティクス・プラス(Robotics Plus)」に対し、800万USドルの追加出資を実施した。
これにより同社への出資額は、2017年12月の200万USドルの出資と合わせて1,000万USドルとなった。
ロボティクス・プラスは、2008年に設立されたロボット工学、オートメーション化及び、解析技術をベースとした農業分野の自動化ソリューションを開発する企業で、リンゴの自動パッキング機、キウイの自動収穫機、移動型の自動授粉機、農業用UGV(※1)などの開発実績がある。
ロボティクス・プラスへの出資・協業は、現中期経営計画の成長戦略の一つ「ソリューションビジネス『個性ある多様性を創る』」の一環として、ヤマハ発動機・グループ会社でコーポレート・ベンチャー・キャピタル活動を行うYamaha Motor Ventures & Laboratory Silicon Valley(YMVSV)を通じて行われた。
ヤマハ発動機は、今回の出資の狙いについて、農業用UGVや果樹の収穫等の農作業の自動化技術の共同開発の強化と、農業テクノロジー分野の事業開発を挙げ、今後米国での同事業の展開を加速させていくとしている。
※1:UGV(Unmanned Ground Vehicle)
[Robotics Plusの概要]
– 社名:Robotics Plus Ltd(ロボティクス・プラス)
– 会社設立:2008年1月
– 所在地:ニュージーランド タウランガ市
– 事業内容:リンゴの自動パッキング機の開発
– 農業用自動機の受託開発(キウイの自動収穫機など)
■Robotics Plus(英語):http://www.roboticsplus.co.nz/