ユーグレナは、6月21日、リサイクル技術の開発や再生プロダクトの製造・販売を展開する「日本環境設計」への出資を発表した。
日本環境設計社は、「経済的に自立する循環型社会(Circular Economy)の形成」を経営理念に、リサイクルインフラの構築により、従来の「作る、売る、使う、捨てる」という一連の経済活動から、「回収する、作る、売る、再び回収する」という新しい経済活動に変えることを目指すベンチャー企業。
具体的には、使用済みの衣料品やプラスチック、携帯電話を回収してリサイクルを行うプロジェクトを展開しているほか、回収された衣料品に含まれる綿繊維からバイオエタノールを、またポリエステル繊維から再生ポリエステルを製造している。
一方、ユーグレナは、「人と地球を健康にする」という経営理念のもと、微細藻類ユーグレナなどを活用した健康食品・化粧品の製造販売を行うヘルスケア事業や、バイオ燃料開発などのエネルギー・環境事業を展開している。
同社は、今回の出資を通じて、日本環境設計社とともに循環型社会の実現に向け、バイオ燃料分野を中心とした連携などを検討していくとしている。
[日本環境設計への出資 概要]
<日本環境設計社の概要>
名称:日本環境設計株式会社
所在地:東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング25F
代表者の役職・氏名:代表取締役社長 髙尾 正樹
事業内容:
再生ポリエステル製造事業
携帯電話リサイクル事業
環境コンサルティング事業
設立年月日:2007年1月
ホームページ:http://www.jeplan.co.jp/ja/
<取得する株式等の概要>
ユーグレナは、2018年6月に、日本環境設計社が実施する第三者割当増資の一部を引き受け、日本環境設計社の普通株式を取得した。