SWAT Mobility Pte. Ltd.(以下「SWAT Mobility」)は6月3日、ゼンリンが保有する道路ネットワークデータをSWATの日本向けオンデマンドバス アプリに導入すると発表した。
SWAT Mobilityはルート最適化技術の開発や、最小の車両台数で複数の乗客を効率良く相乗りさせる独自ルーティングアルゴリズムを駆使したオンデマンド相乗りサービスを世界7ヵ国で展開している、シンガポールに本社を置くモビリティスタートアップ。日本市場においては、入り組んだ狭い道や一方通行・時間帯規制といった複雑な道路規制が多く、正確なルーティングの提供に時間を要していた。
ゼンリンの道路ネットワークデータは、調査員自らが網羅的に調査し、独自の編集ノウハウで整備しており高精度な道路情報を提供することができる。これにより、各種道路規制(一方通行、侵入禁止、右左折禁止、時間帯別規制など)を把握したルーティングに加え、数センチ単位で保有する道路幅情報によって狭い道のルーティング回避が可能となり、特に“都市部”におけるルーティングのさらなる最適化を実現する。また、ドアtoドア案内を可能にする到着地点情報を整備しているため、同社は、需要が高まっているラストワンマイルの荷物配達やフードデリバリーへのルーティング技術導入も予定している。