国土交通省は、ラオスにおける優秀な物流人材の輩出を目的として、2017年からSGH財団の協力のもと、ラオス国立大学で物流を専攻する学生及び官民の物流関係者を対象に、実践的な講義と演習を実施。2回目となる集中講義を5月にラオスで開講する。
ラオスをはじめとするアセアン地域では、経済発展に伴い物流需要が拡大する中、物流分野における人材の育成・確保、また、進出している日系物流事業者にとっても優秀な現地人材の確保が重要な経営上の課題となっていると云う。
国交省は、講義を通じて、物流専門家による物流実務の知識・ノウハウを提供し、ラオスの経済成長への貢献と、我が国産業の海外展開の支援を図り、課題の解消に取り組むとしている。
[集中講義の概要]
1.実施時期 ・ 場所
(1) 平成30年5月14日(月)から5月18日(金)の5日間 ラオス国立大学
(2) 平成30年5月21日(月)から5月22日(火)の2日間 公共事業運輸省 訓練センター
2.実施対象:
(1) ラオス国立大学工学部にて物流を専攻する4年生 55名
(2) 公共事業運輸省・業界団体・民間物流事業者の実務者 25名
3.実施内容:
【講義】
・ 物流概論 (日本の3PL、通販物流、コールドチェーン物流等)
・ 物流オペレーション(人員・顧客管理、5S、業務改善等に関する物流実務)
【演習】
・ 講義内容に基づくディスカッション、プレゼンテーション