日産自動車は5月7日、同社ブランドで完全子会社のインフィニティモーターカンパニー社長兼インフィニティ事業担当常務執行役員に就任したクリスチャン=ムニエ氏の退職を発表した。
クリスチャン=ムニエ氏は今年1月に社長に就任したばかり。「新たなキャリアを目指したい」という申し出があったと云う。
退職に伴い、インフィニティ事業を統括するインフィニティモーターカンパニーの社長には、日産自動車チーフクォリティオフィサー(CQO)のクリスチャン=ヴァンデンヘンデ氏が暫定的に就任する。
また、現インフィニティ事業のグローバルVPのマイク=コレラン氏は現在の担当を継続し、ヴァンデンヘンデ氏を補佐する。
ヴァンデンヘンデ氏は、「クリスチャン ムニエは、長きにわたり、同社の成長に多大な貢献をしてくれました。彼に感謝するとともに、今後の更なる活躍を祈っています。日産は、当社の高級ブランド部門であるインフィニティ事業の成長のために引き続き投資を行っていきます。」と話している。
なお同氏は同日付けでFCAに移籍。ジープブランドのグローバルプレジデントに就任している。併せてFCAのGEC(Group Executive Council)にも任命されている。ムニエ氏は「FCAに加われることを嬉しく思います。ジープは世界唯一の孤高のブランドであり、同ブランドの成長に貢献していきます」と話している。